No.12 プリント基板の熱変形計測の熱源

問題点

プリント基板の熱変形を正確に測定するためには、均一かつ瞬時に熱を加えられる熱源が必要だが、従来のヒーターでは加熱ムラや応答速度の遅さが課題だった。また、熱の立ち上がり時間が長いため、短時間での繰り返し測定が難しく、測定データの再現性が低下することがあった。

 ⇒改善のポイント
カーボンラインヒーターCFLHを使用してプリント基板に均一な熱を高速で照射することで、熱変形計測の精度を向上させました。CFLHは瞬時に点灯と消灯が可能なため、測定の繰り返し精度が向上し、短時間でより詳細なデータを取得できるようになった。また、加熱の周期が微細になったことで、従来発見できなかった微小な熱変形も検出可能となり、基板の品質評価がより正確に行えるようになった。