基本原理
枠加熱の加熱対象物は3つ要素で加熱されます。
1.熱源からの直接加熱
2.壁面の反射光による加熱
3.壁面の輻射熱による加熱
上昇気流による悪影響の防止
開放加熱は、加熱対象物の周囲に有る空気も加熱して、空気が熱膨張し軽くなるので、上昇気流が発生します。
上昇気流により希薄化して低圧になった空間に、常温常圧の空気が流れ込みます。
この流れ込む空気は、加熱対象物に接触して常温まで冷却しますので加熱作業には良くありません。
枠加熱に冷却空気の気流は発生しないので、効果的な加熱環境を作ります。
断熱材の枠を加熱したくない部分に対するマスキング材として使用することもできます。
この枠は連続使用するとそれ自体が高温になるので、マスキング材としての効果は低下します。
連続使用には強制冷却が必要です。
再反射加熱法の検証-平面加熱と枠加熱の差
枠内に不活性ガスを流すと、無酸化もしくは低酸化加工ができます。
枠の上を石英ガラスで覆うとより完璧になります。