人工的に遠赤外線を作るにはセラミックを加熱する方法が一般的です。
アルミナ系やジルコニウム系のファインセラミックがよく用いられます。
セラミックスの種類や加熱温度によって波長や放射率は変わります。
素材の放射波長は下記のとおりです。
放射物質 | 応用製品 | 放射波長 | 帯域 |
---|---|---|---|
タングステン | 赤外線ランプ | 1.0-2.5μm | 近赤外 |
ニクロム | 電熱器・ヒーター | 2.0-5.0μm | 中赤外 |
炭化けい素 | グローバー | 1.0-50μm | 赤外全域 |
セラミックス | パネルヒーター | 1.0-50μm | 赤外全域 |
ステンレス | シーズヒーター | 4.0-10μm | 遠赤外 |
カーボン | アーク灯・カーボンヒーター | 2.0-25μm | 赤外全域 |
セシウム | キセノンランプ | 0.8-2.5μm | 近赤外 |