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1.ハロゲンラインヒーター 型式一覧
電力や鏡長に関する仕様を変更した特注品の製造が可能です
その他、用途・目的に応じた特注品のご提案・製造も可能です。
2.機種選定の方法
2-1 線加熱
加熱長が250mm以下では、HLH-30シリーズを選択します。
加熱長が250mm以上では、HLH-55シリーズを選択します。
2-2 面加熱
加熱幅が35mm以下では、HLH-35シリーズを選択します。
加熱幅が30-60mmでは、HLH-60シリーズを選択します。
加熱幅が60mmを超え、加熱長が300mm以下の場合は、HLH-35Wを組合せて使用します。
加熱幅が60mmを超え、加熱長も300mmを超える場合は、HLH-60Wを組合せて使用します。
3.焦点距離と照射幅
4.ハロゲンラインヒーターの特徴
4-1.高温加熱、わずか5秒で1000℃ に昇温します!
電気から放射エネルギーへの変換効率が高く、
ハロゲンランプのエネルギーを線上に集中させると、1250℃の高温になります。
4-2.瞬間加熱、加熱時間短縮ができます。
HPHは大量の熱を光速で伝えるため、装置の小型化、加熱時間の短縮ができます。
今まで、アイドリングに30分かけていたのが、アイドリングタイムはゼロにできます。
省温のタイムラグが無いので、手待ち時間の無駄を省きます。
昇温が速いので、アイドル時には電源OFFにできます。 省エネで電気代を節約できます。
電気使用料金も、1日当たり、2kW x 0.5h x 12.16 =12,16円コストダウン
年間(250日稼動)で、3040円コストダウン。 さらに、C02の年間排出量も100kg低減!
※ 電気使用料金単価は12.16円/kWhとして計算しました。
※ CO2排出係数は、0.4kg-CO2/kWhとして計算しました。
4-3.ガラス越しの加熱ができます。
石英ガラスは可視光と近赤外域での吸収はほとんどなく、透過率は93%。反射が7%あるだけです。
ガラス越しに、真空中・不活性ガスの雰囲気内でも加熱作業ができます。
4-4.高精度の温度制御ができます。
温度は供給電圧により常温から最高温度まで任意にコントロール可能です。
4-5.クリーンです。
光で非接触加熱するので、完全なクリーン加熱や真空中での加熱が可能です。
4-6.長寿命化もできます。
ランプ寿命は供給電圧により通常寿命から長寿命まで任意にコントロール可能です。
上図の様に、定格電圧から10%下げて使用すると、設計寿命が3倍に伸びます。
定格電圧から20%下げて使用すると、設計寿命が9倍に伸びます。
4-7.安全性に優れています。
人体に対して比較的安全な加熱装置です。
石英ガラス製なので塵やガスの発生がなく、快適に作業できます。
また、トラブル時、ヒータ降温が速いため、被加熱物の発火の危険性が軽減できます。
4-8.他の光加熱方式との比較
5.基本構造
空冷ファン搭載型
水冷型
6.ヒーターコントローラーと制御方式
6-1. 手動制御→HCVシリーズ
ハロゲンヒーター用 手動電源コントローラー HCV シリーズの概要に移動
6-2. 自動温度制御→HHC2シリーズ
高機能 ヒーターコントローラー HHC2 シリーズの概要に移動
6-3. 階段制御→SSCシリーズ
条件設定・確認・記録、一台三役のヒーターコントローラーSSCシリーズの概要に移動
7.赤外線の吸収率
ハロゲン光の特性
有機物の赤外線吸収率
無機物の赤外線吸収率
貴金属・重金属・有色金属の赤外線吸収率
稀土レアアースの赤外線吸収率
磁性金属の赤外線吸収率
8.使用上の注意
1.ハロゲンランプのベース部、ランプ部等は通電中,及び通電直後には非常な高温になります。
火傷や火災等の原因にならないよう十分注意してください。
また集光部近くの空間も非常な高温となりますので、同様な注意が必要です。
2.ハロゲンランプの様な高圧封入のガラス製電球は破裂する危険があります。
破裂すると高温(600℃以上)の石英ガラスが飛散しますので非常に危険です。
破裂は多くの場合、フィラメントが断線した後にランプ内部でアーク放電が起こり、それによる高温で内部圧力が上昇して破裂します。又は、アーク放電による大電流でモリブデン箔が焼け切れ、そのときに石英ガラスが割れてランプが破裂します。とくに、ランプの破裂はフィラメント断線時にアーク放電が起きる高電圧のランプで起こりやすいのでご注意下さい。
3.この危険を回避するためには、破裂しても火災や人体等への危険が無いように設計された
器具,条件下で御使用ください。また、電源ラインには適切な速断FUSEを挿入してください。
4.ハロゲンランプの光には、微量ながら人体に有害な紫外線も含まれます。
(太陽光の1/10程度)ので長時間、高照度での人体等への照射は注意が必要です。
また紫外線硬化樹脂の加熱用途などでは紫外線カットフィルターが必要な場合もあります。
5.紫外線でなくても強い光は目に有害です。
点灯中のランプのフィラメントやヒーターの集光部を見る場合には濃いサングラスなどで
眼を保護してください。
6.ハロゲンヒーターは濡らさないで下さい。また安全の為に本体をアースしてください。
7.ランプ交換の際は電源がOFFになっていることを必ず確認してください。
感電する危険性が有ります。