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《 HLH-30A/f20/L84 》
1.HLH-30の特徴
1)小型で線状に1000℃まで加熱できます。
超小型ハロゲンラインヒーターHLH-30は棒状ハロゲンランプを使用した集光型赤外線加熱機器です。
製品コンセプトは「小さいこと」。集光鏡幅30mm,集光鏡部高さ34mmと超小型です。
集光鏡面は楕円と円の複合曲面を採用して小型化によるマイナス面を克服しました。
高性能を維持しながら極限まで小さくしているので、超小型でも最高加熱温度は約1000℃です。
2)完璧なクリーン加熱を実現し、クリーンルームや真空中の加熱も可能です。
水冷型は真空容器で使用できます。
真空曹の中に入れると、初期に無機接着剤からの若干のガス放出がありますので予め真空処理が必要です。
2.HLH-30の外形写真
《 HLH-30A/f20/L150 》
《 HLH-30W/f20/L84・L152・L318 》
3.HLH-30の焦点距離と焦点幅
【距離と集光状態-焦点距離20mm】
焦点距離(20㎜)から離すと、ある程度の幅を持たせた加熱もできます。
照射強度は均一になりますが、周辺部の熱が逃げるので中心部の温度は高くなります。
定格距離20㎜の位置からHLH-30W/f30/L152で耐火煉瓦に照射。
下の画像はサーモグラフィーカメラで撮影した熱画像です。
熱画像をハロゲンラインヒーターHLH-35の集光鏡範囲(152mm x 35mm)を10分割し、
分割した個々の範囲の最高温度を、全範囲の最高温度で除算し、耐熱煉瓦の温度分布を数値化します。
棒状ランプなので照射強度は均一ですが、加熱対象物への入射熱は外部に熱放散され、熱放散の少ない中心部の温度が高くなります。
4.HLH-30の昇温時間
【ご注意】
赤外線加熱では対象物の赤外線吸収率により加熱温度が変わります。
長時間照射すると高温になります。
5.HLH-30の電圧と寿命
上図の様に、定格電圧から10%下げて使用すると、設計寿命が3倍に伸びます。
定格電圧から20%下げて使用すると、設計寿命が9倍に伸びます。
6.手動制御→HCVDシリーズ
ハロゲンヒーター用 手動電源コントローラー HCVD シリーズの概要に移動
7.自動温度制御→HHC2シリーズ
高機能 ヒーターコントローラー HHC2 シリーズの概要に移動
8.HLH-30の構成
9.HLH-30の外形図