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1.HPH-120の特徴
1)φ18のポイントを1450℃まで加熱できます。
HPH-120はハロゲンランプの光を集中させて高温加熱を実現したハロゲンポイントヒーターです。
集光径は焦点距離15㎜で約φ18。加熱対象物にもよりますが約1450℃まで加熱可能です。
ハンダ付けに使用した場合の所要時間は約5秒間です。
加熱温度は加熱対象物の種類により変わります。
加熱温度の制御は、照射時間制御、又は、電圧制御です。
ランプ寿命は1/3になりますが、110%の過電圧を加えてもかまいません。
※高頻度の点滅動作は寿命を低下させます。
電圧のスローアップとスローダウンは寿命を改善できます。
2)完璧なクリーン加熱を実現し、クリーンルームや真空中の加熱も可能です。
※真空曹の中に入れると、初期に無機接着剤からの若干のガス放出がありますので予め真空処理が必要です。
また真空中では熱放散が低下しますので、本体に水冷ユニットの設置が必要です。
3)従来は光ファイバーやレーザーでしか対応できなかった様な狭い場所の加熱も可能になりました。
光ファイバー加熱方式,レーザー加熱方式に比べ圧倒的な10倍以上の高効率,低コスト,省エネルギーであり、しかも安全性です。
4)空冷方式と水冷方式の使い分けができます。
■ 冷却ファン搭載型はヒーターコントローラーだけで使用できます。
■ 圧縮空気冷却型はヒーターコントローラーとエアコンプレッサーが必要ですが小型です。
■ 水冷型はヒーターコントローラーとチラー(冷水器)が必要ですが、真空容器の中でも使用できます。
高効率な集光鏡設計と高反射率の金メッキ鏡仕様です。
集光鏡とランプ部に分かれており、集光鏡,ランプ部単体の交換ができます。
2.HPH-120の外形写真
3.HPH-120の焦点距離と焦点径
ハロゲンポイントヒーターHPH-120/f45の焦点距離と焦点径
4.HPH-120の昇温時間
5.HPH-120の電圧と寿命
上図の様に、定格電圧から10%下げて使用すると、設計寿命が3倍に伸びます。
定格電圧から20%下げて使用すると、設計寿命が9倍に伸びます。
6.手動制御→HCVシリーズ
ハロゲンヒーター用 手動電源コントローラー HCV シリーズの概要に移動
7.自動温度制御→HHC2シリーズ
高機能 ヒーターコントローラー HHC2 シリーズの概要に移動
8.HPH-120の構成
HPH-120は集光鏡とランプベースを組合せ、電源線の長さを指定して使用します。
9.HPH-120の外形図