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1.HPH-50の特徴
1)φ5㎜のポイントを1450℃まで短時間で加熱できます。
HPH-50はハロゲンランプの光を集光鏡により一点に集中させて高温加熱を実現させたハロゲンポイントヒーターです。
加熱対象物の赤外線吸収率等によって温度は変わりますが、
焦点距離20㎜でΦ5㎜のポイントを約1450℃まで加熱可能です。
加熱温度の制御方法は、照射時間制御、又は電圧制御です。
電圧を90%に調整して使用するとランプ寿命が3倍になります。
※高頻度の点滅動作は寿命を低下させます。
また、電圧のスローアップとスローダウンは寿命を改善します。
2)完璧なクリーン加熱を実現し、クリーンルームや真空中の加熱も可能です。
※真空曹の中に入れると、初期に無機接着剤からの若干のガス放出がありますので予め真空処理が必要です。
また真空中では熱放散が低下しますので、本体に水冷ユニットの設置が必要です。
3)従来は光ファイバーやレーザーでしか対応できなかった様な狭い場所の加熱も可能になりました。
光ファイバー加熱方式,レーザー加熱方式に比べ圧倒的な10倍以上の高効率,低コスト,省エネルギーであり、しかも安全性です。
4)点灯方向の制限が無く、移動させながらの使い方ができます。
※可動部の搭載には、停止時に大きな衝撃が加わりますので、必ず衝撃防止措置をしてください。
5)空冷方式と水冷方式の使い分けができます。
■ 冷却ファン搭載型はチラーやコンプレッサーなしでヒーターコントローラーのみで使用できます。
■ 水冷型はヒーターコントローラーと冷却水が必要ですが、真空容器内でも使用できます。
2.HPH-50の外形写真
<<冷却ファン搭載型 HPH-50FA/f20/36V-450W>>
<<水冷ユニット外装型 HPH-50/f20/36V-450W + WCU-50>>
3.HPH-50の焦点距離と焦点径
4.HPH-50の昇温時間
5.HPH-50の電圧と寿命
上図の様に、定格電圧から10%下げて使用すると、設計寿命が3倍に伸びます。
定格電圧から20%下げて使用すると、設計寿命が9倍に伸びます。
6.手動制御→HCVシリーズ
ハロゲンヒーター用 手動電源コントローラー HCV シリーズの概要に移動
7.自動温度制御→HHC2シリーズ
高機能 ヒーターコントローラー HHC2 シリーズの概要に移動
8.HPH-50の構成
HPH-50は集光鏡とランプベースを組合せ、電源線の長さを指定して使用します。