1-5.熱風ヒーターの型式表記方法

型名の例    ABH-100v-350w/10PS/L94/+S

品種分類 ABH 基本型式区分:ABHは標準型熱風ヒーター
電圧-電力 100v-350w 定格電圧と電力
管サイズ 10 内部ガラス製の加熱管外径:φ10、金属保護管は13を使用。
吹出口形状 P 熱風吹出口の形状。 Pタイプは内ネジの熱風出口
構造分類 S Sシリーズ、気体供給口は管用テーパーネジ
加熱管長 L 加熱管長。L94とは加熱管の長さが94mm。
オプション +S  熱風ヒーター先端に熱電対(K熱電対)内蔵型

 

品種分類 ABH 標準熱風ヒーター、オプションとして熱電対内蔵可
ABH-HR 200℃耐熱型熱風ヒーター、オプションとして熱電対内蔵可
VAH 真空対応のヒーター、オプションとして熱電対内蔵可
DGH 二重ガラス管ヒーター、オプションとして熱電対内蔵可
PTH 白金発熱体のヒーター、オプションとして熱電対内蔵可

電圧-電力 定格電圧と電力

管サイズ 適合石英管の外径サイズの整数部分で表す。主に、4.6.10.15.18.29.38
大型ヒーターで複数の管を束ねた構造は、18×6(18管が6本)と記す
二重ガラス構造は外側のガラス管外径

 

吹出口形状 A ストレート
B ガラス製絞り熱風出口
C ガラス製スリット熱風出口
P 先端ネジ
T ステンレス製スリット熱風出口
X 上記以外の特注仕様

 

構造分類 S   発熱体と金属ケースが分離できる型
H   入口がネジの金属ケース標準型
F   入口がワンタッチ継手の金属ケース
M   入口がホースニップル継手の金属ケース
Mp   金属ベースだけで保護管無し
G   セラミックベースで入口がホースニップル
X   上記以外の特注品

 

オプション /+S 熱風熱電対(K熱電対)付
/+2S 熱風, 発熱体熱電対(K熱電対)付
/+S(d) 素線径dが指定寸法
/+S(R) R熱電対熱電対付
/+S(L) 熱電対位置(L)が指定寸法
/+2S(L1/L2) 2熱電対型で熱電対位置(L1/L2)が指定寸法仕様
/SL 熱電対リード線が指定寸法
/PL 電源リード線が指定寸法
/SL1,PL2 熱電対リード線L1,電源リード線L2が指定寸法
/S,PL 熱電対リード線,電源リード線が同じ長さの指定寸法
/+MT 金属保護管を追加
/(TF) テフロンリード線仕様
/+CP 石英管をセラミック管に変更

*標準作成単位はmm、単位表記「mm」は省略。それ以外は単位明記。