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【 概要 】
SDCのCT:カレントトランス入力を利用して、電流モニターとして使用出来ます。
ヒーター・ポンプ・モーター・照明の電流使用量をモニターして電力監視や電力制御に役立てることが出来ます。
- PIDコントローラーとして、機器制御
- メーターリレーとして、ONーOFF出力
- 変換器として、1-5V・4-20mA出力
- ローカル機器として、上位とのRS485通信
- SLP-C35を利用して、トレンド監視・ロギング機器
【 型式 】
SDCの型式
SDC15シリーズ 【例】C15TC0TA0200
C15Tの末尾4桁の数字部分が、02□□、03□□、05□□、06□□を選択して下さい。
SDC35/36シリーズ 【例】C36TC0UA1100
末尾4桁の数字部分が、□1□□、□2□□、□3□□、□4□□を選択して下さい。
*SLP-C35通信端子は全機種標準装備です。 *上記型式には、リレー出力が自動的に選択されます。 *電圧・電流・RS485出力は必要に応じて選択してください。
CTの型式
QN206A/QN212A
【 仕様 】
型式 | QN206A | QN212A |
---|---|---|
適用電流 | 0.1-50A | 0.1-200A |
二次巻線数 | 800ターン | |
二次巻線抵抗 | 39±3Ω | 27±3Ω |
使用温度 | -20℃~+75℃ | |
質量 | 約10.5g | 約55g |
【 外形寸法 】
【 結線 】
結線時のご注意
・カレントトランスQN206A/QN212Aには負荷電流の流れる導線を貫通させて下さい。
・負荷電流は仕様に記載した許容電流を超えて使用しないで下さい。
過電流過電圧によりSDCを破損することが有ります。
・カレントトランス入力は位相角制御に使用出来ません。
【 SLP-C35との結線 】
全機種にパソコンローダポートが標準で装備されていますのでパソコンローダを使用することで煩わしかった初期設定から開放されます。
パソコンとSDC間は専用コネクタで接続します。丸ピンコネクタなので極性がなく簡単に接続できます。
【 設定 】
SDC15とSDC35/36はキー入力方法は同じです。
*CT2の説明は省略します。- 入力機器の断線警報を表示させない方法。
他の入力機器が無い場合は、熱電対入力タイプを選択して、⑤⑥端子を短絡して下さい。
AL01-1340が消え、SDCの背面端子付近の温度が表示されます。 - 多機能設定を使用する為、表示レベル:C79→2
- 制御出力1の出力形態を4-20mAに設定します。 C42→1
(SDC35/36で連続電圧出力機を選定している場合は1-5Vが設定できます。) - 電流出力の内容を、CT1に設定します。C43→7
- 対象となる制御出力が電流出力の場合、表示・設定とスケーリングが出来ます。
- 運転表示のCt1電流値表示を有効にします。C78→1
- 上記の設定後、(para)キーを押して、Ct1表示にすると、CT1の電流が表示されます。
- 内部イベント1コンフ1にCT1の短絡値設定機能を設定します。E1.C1→17
- 運転表示部に内部イベントE1(CT1の短絡値設定機能)を表示させます。C76→1
- 上記の設定後、(para)キーを押して、E1表示にすると、CT1電流のONーOFFしきい値が設定できます。
SLP-C35
【 取扱説明書抜粋 】
●記載内容の正確性はHeat-techの独自の調査に基づくものであり、㈱Azbilが保証しているものではありません。 また、SDCは機能向上のために、ユーザーに周知する事無く改良することがあります。