定率乾燥期間から減率乾燥期間へ移行する点を限界含水率Wcといいます。
乾燥がそれ以上進行しない含水率を平衡含水率Weといいます。
一般の乾燥条件では、実際に蒸発除去できる水(液体)は平衡含水率までです。
平衡含水率まで蒸発除去できる水(液体)の割合を自由含水率Wfといいます。
Wf = 自由含水率
Wi = 初期含水率
We = 平衡含水率
Wf = Wi - We
ところで、厳密には「1-1.乾燥とは」で図示したように、湿り材料の内部では場所により含水率Wが異なります。
正確に表そうとすると以下の関係式になります。