乾燥特性曲線―乾燥速度と含水率の関係~乾燥はどのように進むか-乾燥の基礎知識-乾燥の科学

1-7.乾燥特性曲線―乾燥速度と含水率の関係

縦軸に乾燥速度、横軸に平均含水率をとり上図を描写すると乾燥特性曲線になります。

乾燥速度とは単位時間に蒸発する水の量です。

乾燥速度は乾燥面積基準Ja材料質量基準Jmの2つの定義が有ります。

A:乾燥面積
Ms:材料質量
dmw:含水量変化
dt:時間変化
dw:初期含水量

面積基準乾燥速度 Ja = -1/A x dmw /dt = -Ms/A x dw/dt
質量基準乾燥速度 Jm = -1/Ms x dmw /dt = -dw/dt

面積基準乾燥速度Jaと質量基準乾燥速度Jmの関係

面積基準乾燥速度 Ja = Ms/A x Jm
質量基準乾燥速度 Jm = A/Ms x Ja

※乾燥特性曲線は材料の種類や形状によって異なります。