水蒸気量と気温と相対湿度の関係

2-4.相対湿度(関係湿度)

相対湿度 RH

相対湿度とは、ある気温で大気が含むことのできる水蒸気の最大量に対して、実在の水蒸気量を比率で表したものです。

RH 相対湿度
mw 空気中の水蒸気量(g/m3)
mw max 飽和水蒸気量(g/m3)

基準となる容積単位は1m3です。
基準となる水の重量単位は1gです。

温度が変わると相対湿度が一緒でも含有水量は変わります。

◎装置内の温度が30℃のときの相対湿度80%の含有水量は

上記の式を変換します。

mw = mwmax X RH/100

mwmax = 30.4g
RH = 80%

mw = 30.4 x 80/100 = 24.32g/m3

◎同様に、装置内の温度が60℃のときの相対湿度80%の含有水量は

mwmax = 129.9g
RH = 80%

mw = 129.9 x 80/100 = 103.92g/m3

◎同様に、装置内の温度が90℃のときの相対湿度80%の含有水量は

mwmax = 421.5g
RH = 80%

mw = 421.5 x 80/100 = 337.2g/m3

<< 相対湿度80%の含有水蒸気量 >>

つまり、1m3の容積を持った装置を相対湿度80%を維持しながら、30℃から90℃に温度を上げると、最大で対象物から312.88gの水分を吸収することができます。