2-10.湿り空気線図

湿り空気線図

湿り空気線図とは線図上に、乾球/湿球温度/露点温度、絶対/相対湿度、エンタルピーなどを記入し、その中から2つの値を求めることにより、湿り空気の状態が分かるようにした線図のことです。

空気線図、湿度線図とも言われます。
主に「湿り空気h -x 線図」が用いられています。

「湿り空気h -x 線図」とは湿り空気の熱的性質を標準大気圧(=101.325kPa)を基本として、比エンタルピー(h )と絶対湿度(x )を座標軸にとって斜交座標系とし、線図化したものです。

線図の2項目の値が決まっていれば残りの特性値を求めることが出来ます。

乾球温度(緑線) – 垂直に伸びた直線、一般的な温度計の温度
湿球温度(青線) – 斜め(右下がり)に伸びた直線
相対湿度(赤線) – 放射状(右上がり)に伸びた曲線、一般的な湿度計の湿度
絶対湿度(紺線) 水平に伸びた直線
比エンタルピー (黒線)– 斜めに伸びた直線
比体積 (緑線)– 斜めに伸びた直線、空気1kgの体積(m³)

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