このページの目次
熱風ヒーターとは
熱風ヒーターとは、外部から圧縮気体(0.1~0.5MPa)を供給し、電気加熱して吹き出すヒーターです。
気体を高温加熱し、内蔵熱電対で自由自在に温度管理、非接触だから衛生的で、空気なら漏れても安全です。
ユビキタス材料の空気を使用した、シンプルで 安全で クリーンな高温加熱機器。
社会の基盤を支える材料加工にも環境調和性は求められています。
「熱風ヒーター」は資源問題に配慮し、革新的に材料加工を推進します。
熱風ヒーターは、外部から圧縮気体(0.1~0.5MPa)を供給し、電気加熱して吹き出すヒーターです。
外径は小形ですが、高密度発熱体を特殊編成して表面積を大きくし、熱伝達効率を向上したので、通過気体を最高1000℃まで加熱します。
熱風ヒーターの特徴
- 900℃程度の高温熱風を短時間に吐出。
- 熱風吐出部に熱電対を装備。 簡単に温度管理ができます。
- 窒素を直接加熱できるので、嫌気性微生物の実験に使えます。
- エアーを供給し電気加熱して吹出すだけ、炎が出ないので安全でクリーンです。
- 加熱物の形状や取付けに合わせたノズルを用意しました。
- 熱風ヒーターの容量は、30W~70kWの範囲で製作実績があります。
- 外径φ4~140mm、ヒーター部が超小形です。
*どのような特注仕様でも可能であれば製作致します。
熱風ヒーターの追従性紹介ビデオ1
「常温→800℃→100℃ オーバーシュートゼロ/アンダーシュートゼロ」(5分19秒)
熱風ヒーターの追従性紹介ビデオ2
「常温→400℃→800℃→600℃→200℃→50℃」(8分40秒)
熱風ヒーターの主要用途
- 加熱テストの熱源
- 水切乾燥、除湿
- 装置・加工機・搬送機の予熱
- ハンダ付け・プリント基板の予熱
- 樹脂のバリ取り、樹脂のキズ取り、樹脂溶接
- 気体・ガスの加熱・保温
- 熱収縮、焼き嵌め、焼き入れ
- 食品の加熱、食品の除湿乾燥、空気の殺菌消毒
使用可能な気体の種類
◎詳細な技術情報は、右記の「カテゴリー>技術情報>熱風ヒーター」でご確認下さい。
熱風ヒーターの構造
- 熱風吹出口
- アダプター取付用内ネジ
- 吹出口熱電対:K・R型
- 発熱管:SUS304
- 加熱管:石英ガラス
- 発熱体:鉄・クロム・アルミ合金
- 空焚・過昇温監視用、発熱体熱電対:K・R型
- 絶縁管:アルミナセラミックス
- 発熱管ベース:ステアタイト
- 絶縁体:シリコンゴム
- ヒーター電源線:フッ素樹脂FEP被覆、又は、ガラスクロス
- 吹出口熱電対補償導線:フッ素樹脂FEP被覆、又は、ガラスクロス
- 発熱体熱電対補償導線:フッ素樹脂FEP被覆、又は、ガラスクロス
- 気体供給金具:黄銅ニッケルメッキ
- 気体供給口
配管配線例
熱風ヒーター製品カタログ