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紫外線は電磁波一種です
可視光線の領域は以下の様に定義されています。
赤外線、可視光線、紫外線、エックス線
可視光線の波長は以下の様に定義され構成されています。
紫外線
紫 380-450 nm
青 450-495 nm
緑 495-570 nm
黄 570-590 nm
橙 590-620 nm
赤 620-750 nm
赤外線
現代では紫外線も細かく分類されています。
◎近紫外線 (波長 380-200nm)
○UV-A (波長315nm-380nm)
皮膚の真皮層に作用し蛋白質を変性させます。
細胞の物質交代の進行を促進させ、細胞の機能を活性化させます。
○UV-B (波長280nm-315nm)
表皮層に作用し、色素細胞がメラニンを生成し防御反応を示します。
皮膚におけるビタミンDの生成を促進します。
○UV-C (波長200nm-280nm)
オゾン層で守られているので今のところ地表には到達しません。
強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が最も強い。
◎遠紫外線、真空紫外線 (VUV) (波長 200nm-10nm)
酸素分子や窒素分子によって吸収される。
酸素分子や窒素分子によって吸収されるため、通常は地表には到達しません。真空中でないと進行しないため「真空紫外線」 (Vacuum Ultra Violet)と呼ばれることもあります。
◎極端紫外線 (波長10nm-1nm)
物質の電子状態の遷移により放出され、X線との境界はあいまいです。
この領域の紫外線は、X線と分類されることもあります。