問題点
測定後のサンプルを回収する為に、添加剤を使用しない分析方法が必要だった。
⇒改善のポイント
紫外波長280 nmで吸光度を測定し、タンパク質を定量した。
様々なタンパク質を含んだ粗タン パク質溶液の場合,1 cm の光路長の光学セルを用いて 測定した時の吸光度が 1 のとき,その溶液中のタンパ ク質濃度はおおむね 1 mg/mL となる。
1 mg/ mL のタンパク質濃度の時の吸光度を 1 として概算し, 280 nm における吸光度を測定することによって,試料 溶液中のタンパク質濃度を見積もることができる。
この方法のメリットは、吸光光度計を用いて 280 nm にお ける吸光度を測定するだけでタンパク質濃度が算出され るので,分析操作が簡便であり,また分析に際し添加剤 等を使用しないため,測定後のサンプルを回収すること ができる。